小児歯科臨床2015 in 東京
2015年5月24日〜25日 小児歯科臨床第5回
5月24、25日と旗の台の昭和大学記念会館にて小児歯科臨床の最終回が行われました。
今回は高田先生の実際の長期症例を通してどのような不正がありどのように治療をしていったかの流れを詳しく話してもらいました。
子供達の咬み方の違いによりカリエスになりやすい子もいるし、歯胚にも影響が出ることがありさらにそこに生活習慣や姿勢の不正が絡むといろいろな悪い作用が起こるということを説明していただきました。
小児歯科臨床はただ単に虫歯の治療をするだけでなく総合的に子供の不正にアプローチできるようにしなければいけないことを改めて教えていただきました。
最後ということで初日の夜に懇親会を開きました。いろいろな地域の先生方と親睦を深めてとても有意義な時間になりました。
今回で小児歯科臨床は最後になり次回からペンデルⅠ期に進みます。
2015年4月26日〜27日 小児歯科臨床第4回
4月26、27日に昭和大学50年記念会館にて小児歯科臨床の第4回目が開催されました。
今回は中の永久歯の歯胚の誘導の仕方についてお話ししていただきました。
普段の姿勢や食事中の姿勢などでも歯胚は悪い方向に動いていくこと、咬む運動が永久歯胚に与える影響など毎日の習慣がいかに大事かということを改めて感じることができました。
最近の子供達は特に姿勢が悪い子たちが多く昔ではあまり見られなかったような位置に歯胚が動いてしまうこともあるので日頃からの検診で早期にそういった悪い要素を見極める眼を養う必要があると思います。
次回は小児歯科臨床の最終回になります。その後ペンデル1期へと続いていく予定です。
2015年3月29日〜30日 小児歯科臨床第3回
3月29日、30日と昭和歯科大学50年記念会館で小児歯科臨床の3回目が行われました。
今回は実際に小児の治療で使われる薬剤の説明と治療の仕方などを詳しく話していただきました。
最近の小児は虫歯になっている歯がかなり少なくなっています。学校歯科での予防の動きとフッ素やキシリトールの普及などの影響があると思います。地域性はありますが日々の診療でも多数歯に渡るう蝕を見かけることが少なくなりました。その代わり習癖や態癖など日頃の生活習慣からくる問題が多くなっています。
深いう蝕の場合は抜髄ではなく生切で対応すること、その際にどのようにやるかという手順の指導、今後乳歯冠ではなくバンドを巻いて咬合面はレジンで咬合させることなどいかに永久歯の歯胚に悪影響を与えないかを教えていただきました。大学の小児歯科は未だに乳歯冠がたくさん使われていますが総合的に歯を正しく萌出させるためには日々いろいろ考えていかなければならないと思います。
次回は4月26日、27日です。
2015年2月22日〜23日 小児歯科臨床第2回
2月22日、23日と昭和大学50年記念会館にて小児歯科臨床の第2回目が開催されました。
今回は外科的なお話でまず舌小帯切除から始まりました。どのような術式で行えばよいかを動画を交えて詳しく説明していただきました。
舌小帯が強直することによって舌を伸ばした時にハート型になってしまい舌尖が伸びなくなり歯列も拡がらなくなってしまうので診断が必要ですが有効な方法だと考えられます。そのほか埋伏歯の牽引の仕方や歯牙腫や過剰歯の取り扱いについて説明していただきました。
徐々に受講生の症例相談も増えてきていますので活発な意見交換ができればいいかなと思います。
次回は3月29日、30日です。
2015年1月25日〜26日 小児歯科臨床第1回
1月25日(日)、26日(月)と旗の台の昭和大学50年記念館で小児歯科臨床のコースが始まりました。
初日は小児歯科臨床の概要からのお話で普段の小児の治療でどこのポイントを診るべきか、不正になっているものは今後どうなっていくのかを予測すること、レントゲンはどう診ていくのかなどを細かく教えて頂きました。昔に比べると子供達の口の中は変化しているのでただ単に虫歯の治療をすればいいという時代ではなくなりました。総合的にどう診ていくかを高田先生の症例を交えて説明して頂きました。
2日目は受講者の症例もチェックしながら骨内矯正という永久歯の歯胚をどうやってうまく育てていくかの流れを説明して頂きました。低位歯もなぜそうなっていったのかを検討しながらそうなった場合はどうやって誘導するのか?、乳歯の調整はどうするのか?などを教えて頂きました。今回聞いたことだけではまだまだ実践するのは難しいですが徐々に今回のコースを通して受講者の皆さんが症例を通して共有できればいいなと感じました。
次回は2月22日(日)、23日(月)になります。
咬合育成を始めるために in 東京
2015年1月11日〜12日 咬合育成を始めるために第2回
1月11日、12日と旗の台の昭和大学50年記念会館にて「咬合育成を始めるために」のセミナーが開催されました。
先月の1回目からの続きとなりました。今回も関西支部より福永先生、井上先生にお越しいただきました。
1日目は福永先生よりセファロの基準点の確認とトレースの仕方を教えていただきました。受講生も学生時代を思い出しながら一生懸命読影していました。その後レジンキャップの使い方についての講義とワイヤーとプライヤーの基本的な使い方を実習していただきました。さすがに普段から講義をされているのでとてもわかりやすく、途中ど直球で辛口コメント入りますが(笑)、皆さん楽しく実習することが出来ました。
1日目の夜は新年会を兼ねた懇親会を行いました。しゃぶしゃぶを食べながら地方から来られた先生も含めいろいろな話をしていました。
高田先生も白ワインをかなりお飲みになり上機嫌で会は終了しました。
2日目は前日に引き続きワイヤーの実習とチンキャップの使い方と野澤先生が考案した舌小帯トレーナーのデモも行いました。舌小帯トレーナーはかなりの効果的にトレーニングを補助することが出来ると考えられ野澤先生のアイデアは素晴らしいと高田先生も絶賛されていました。井上先生も受講生にいろいろと指導されていました。本当にお疲れさまでした。
次回は25日、26日と小児歯科臨床に続いていきます。
小児歯科臨床&咬合育成を始めるために in 東京
2014年12月21日〜23日 小児歯科臨床基本講座&咬合育成を始めるために
12月21、22、23日と旗の台の昭和大学50年記念会館で『小児歯科臨床 基本講座』と『咬合育成を始めるために』のセミナーが開催されました。
『小児歯科臨床』は来月から始まるコースの導入として2日間開催されました。患者さんの治療の流れとそれに関するレントゲンの読影の仕方、治療のやり方など来月からのコースに繋がる内容を確認しました。今回は九州や広島など遠方からの受講者も含め21人ほど参加していただきました。来月からも有意義な時間にしたいと思います。
『咬合育成を始めるために』はこれから咬合育成を新たに始める受講者のために導入編として企画されました。全3日間で今回はその初日でした。関西より副会長の井上先生に来ていただいて『咬合育成を始めて10年』と題して10年間に井上先生が感じたいろいろな事を受講者の目線でわかりやすく2時間話していただきました。素晴らしい内容で受講者も今後どのように取り組んでいけばいいのかという指針になったことと思います。井上先生、ありがとうございました。その後高田先生に講義をしていただき次回の実習に繋がる流れを話してもらいました。遠方からの受講者も含めて28人もの方々が聴講されました。
次回は1月11、12日に『咬合育成を始めるために』の残り2日間が開催されます。