筋機能臨床基礎実習セミナーin関西
2012年4月15日〜16日 筋機能臨床基礎実習セミナー 第6回
こんにちは。開業2か月前からベーシックセミナーを受講し、先日新規指導が終わった
新井貴三と申します。セファロがまだありません(泣)
第6回のテーマは装置を除去したあとはどうするか?でした。
ワイヤー除去後も状態をチェックし、小さな変化でも効果が出ていれば説明し、まだ改善が必要であれば引き続き訓練をしていくということを教えていただきました。その為には小さな変化も見逃さない目が必要なのですが、それがとても難しいと痛感する毎日です。
2日目は色々な食材を使用して食べ方を動画に記録していきました。
大臼歯でしっかり噛むことがわからない子の教え方や、ガムを食べた時のつぶれ方など、いろいろなことを教えていただきました。特にミルクせんべいを舌尖を使って食べる方法はかなり舌のトレーニングになり、翌日筋肉痛になったほどでした。
こうして非常に内容の濃い筋機能セミナーが終了しました。高田先生はもちろん、熱く指導していただきました諸先輩方にも大変感謝しています。それではまた小児歯科臨床でお会いしましょう。
2012年3月18日〜19日 筋機能臨床基礎実習セミナー 第5回
こんにちは。宝塚市開業の藤田淳です。歯科衛生士と一緒に参加させて頂いております。
去年から参加しておりますが、片方は交叉咬合、もう一方は過蓋咬合というとても勉強しがいのある2歳の双子の娘がいて毎回真剣に受講させていただいております。
さて、筋機能セミナーも第5回目となり、あとは4月の最終回を残すのみになってきました。
第5回のテーマは「装置介入後の筋機能訓練」で、装置介入を効果的にするために過度な口唇圧は排除しておかないといけないということでした。実習は上下唇小帯のばしと、空気入れ、そして吸い上げ練習でした。
毎回セミナー後は懇親会があり、全国各地から集まる先生達と飲みに行くのを楽しみにしていますが、今回はこの全6回の打ち上げを兼ねていたのもあり、大勢の先生やスタッフの方々が参加し、三宮の中華料理「老房(ラオファン)」の大きな部屋を貸切り、おいしい中華と紹興酒で大盛り上がりでした。
この筋機能セミナーも4月で終了です。きっちり知識を身につけて実践していきたいと思います。
次回の報告者は僕の勤務医時代の後輩で、このセミナーを受講中に開業した強者の新井先生にお願いしたいと思います。
2012年2月19日〜20日 筋機能臨床基礎実習セミナー 第4回
皆さんこんにちは。豊岡市から参加させていただいております中村利央です。高田先生はじめ、インストラクターの先生方、受講生の皆様には当院衛生士共々お世話になり、ありがとうございます。
第4回目のセミナーのテーマは、「舌の動きを良くする、舌尖を伸ばす、小帯を伸ばす、舌を挙上させる」でした。ともすると舌の筋機能訓練の手技ばかりに目が行きそうになりますが、高田先生は、訓練中の「あ」の口に始まる口の形や下顎位、さらには体の姿勢にも注意を注がれます。普段の生活習慣にある悪い姿勢が下顎位や口輪筋、咀嚼筋に悪影響を及ぼし、それに伴い舌の動きも悪くなり歯列不正が引き起こされます。そのために、舌訓練と言えども、まず姿勢を正してから臨まないと十分な効果が得られないとのことからです。今回は、まず簡単に良い姿勢になれる方法を教わりました。そして、一言で舌を伸ばすと言っても舌の形の違いや舌尖が伸びる人伸びない人、口腔底から出てしまう人そうでない人等、舌の状態は様々なので、それぞれに合ったMFTをすることが大切とのことです。実習では主に正しい姿勢で口腔底を指で押さえながら舌を出す訓練をしました。押さえることに気をとられていると、姿勢がおろそかになります。臨床の患者様を指導する際にも注意しないといけないなと思いました。
また、細いビニールチューブを用いてお茶等を吸う訓練により、口腔周囲筋や舌の筋肉が鍛えられます。実際にやってみると、顎舌骨筋や顎二腹筋周囲が痛くなることもあり、最近二重顎になってきているのがちょっと気になる自分にもいいトレーニングでは?と思ってしまいました(笑)。
週末毎に全国各地を飛び回っておられる高田先生のバイタリティと臨床への情熱に、いつもパワーをもらいながら、楽しく実習セミナーに参加させていただいております。今後共、宜しくお願い致します。
次回の報告者は、イケメンでおしゃれな藤田淳先生です。宜しくお願いします。
2012年1月22日〜24日 筋機能臨床基礎実習セミナー 第3回
新年明けましておめでとうございます。報告者の金澤です。
関西の今年1回目のセミナーとなりました。
今回のセミナーのテーマは舌小帯をのばす。まず大切なことは、姿勢、「あ」の口が基本であること、またトレーニング中、座位での姿勢ができていないと下顎位がずれてしまうので注意しないといけない。過蓋、開口、反対咬合、叢生それぞれのケースでの注意点を説明されました。
舌の診査では、正常な状態からの比較、口唇の状態、横から見たときに、ほうれい線が強く出てないこと、下顎の前後の位置など舌背の左右差、段差など注目することが大事です。
実習では、各自吸い上げの動画を取り込み、高田先生からコメントをいただきました。自分でやってみると、持続時間の短さ舌を左右均等に吸い上げることの難しさを痛感しました。
この筋機能のバランスが整っているとワイヤー矯正に入って左右対象の形に持っていきやすく、矯正期間の短縮、後戻りもでにくい。自分の臨床でもしっかり取り組んでいかなければならないと思いました。
次回の報告者は大学の先輩、中村利央先生よろしくおねがいします。
2011年12月23日〜24日 筋機能臨床基礎実習セミナー 第2回
初めまして、関西5期兵庫県加古川市から参加の石上と申します。高田先生には、兄弟でお世話になっております。
さて、今年もいよいよ最後となりましたが、12月23日・24日に第二回筋機能臨床実習セミナーin関西が行われました。クリスマスイブをはさんだ三連休でしたが、高田式ニューMFTの真髄を習得するために集まった多くの歯科医師とスタッフが熱心に聴講・実習しました。
第二回のテーマは「歯並びや噛み合わせが正しく出来ていかない原因を探し、直し方を練習する」である。
高田先生は「姿勢により下顎位は変化する。ゆえに、正しい姿勢で立つ、正しい姿勢で座り食事することが重要である。毎回適量・同量を口に入れ、下顎が同じ位置で咀嚼、嚥下することが大切である」と語った。
実習では、インストラクターの先生の指導で正しい姿勢の座り方、スティック、キャップを使って正しい“あ”の口を練習。グループ代表者の練習前後の写真・指導内容について高田先生に評価していただきました。
二日目は、宿題であった各参加者の写真・計測データを高田先生に評価、解説していただき、その後、食習慣・姿勢・習癖・病気チェック表についての説明がありました。
「乳歯の時からMFTを行い装置なしで治すことが目標」と語る高田式ニューMFTの奥儀を少しずつでも習得出来る様に頑張りたいと思います。
次回のセミナー報告は、最近まっすぐ家に帰っているらしい?いつもオシャレな金澤先生です。宜しくお願いいたします。
2011年11月6日〜7日 筋機能臨床基礎実習セミナー 第1回
待望の高田式MFTニューセミナー(関西)が始まり、11月6日、7日に第一回目が行われました。
講義の中で高田先生は、どうして不正ができたかを知り、どこがどんな風に変化していくかを常に比較することが重要であること、全身の成長、発育に伴う口の中の成長、発育を比較するためには、資料取りが非常に大切であり、常に比較し評価する姿勢を忘れてはならないことを強調されました。
咬合育成療法において、子ども達の乳歯の萌出前から関わることは非常に意義があり、講義内容は、赤ちゃんの原始反射から始まり、哺乳、離乳食、.....と保育、しつけにまで及びました。口蓋と鼻腔と眼窩の関係、唇圧と舌圧の関係、舌位と舌骨の関係など、歯列や咬合の不正と密接に関わっており、それは、生活習慣、姿勢、習癖、病気などが大きく関わっていることを、症例をまじえながら講義していただきました。
2日目の午後からは実習も始まり、各班に分かれて資料取りの相互実習や舌のMFTなどを行いました。今後、新しくなったMFTを教えていただのが楽しみです。
次回のセミナー(12月23日、24日)の報告は、石上寛先生にお願い致します。