2013年6月16日〜17日 2期タイポドント実習コース 第4回
梅雨まっただ中のはずが、何故かかんかん照りの九州です。釧路との温度差は約15度。
高田先生、冷房きつめにしておきました!
先月は新しいワイヤー形態の作成に夢中になってしまい、予定より遅れてしまいましたので、今月は後れを取り戻すべく超濃密な内容でした。
まずは先月に教わったワイヤーを用いて3−3が並ぶところまでタイポドントを調整し、3−3のコントロールバーの屈曲を行いました。オーストラリアンワイヤーを用いて一見歯が並んでいるように見えても歯根はバラバラのままですから、歯頚線は不揃いですし、そのままですと後戻りしてしまいます。ワイヤーが高価なので、入れたくないなって気持ちが芽生えたりしますが、コントロールバーはとても重要です。
ぶっ通しで解説されて物凄くお疲れの高田先生ですが、無理を言って3−3、4−4、5−5のコンロトールバー、それに伴うオーストラリアンワイヤーの45オフセット、56オフセットへの変更、7−7のツイステッドアーチワイヤーのデモと解説をしていただきました。
盛りだくさんの内容でしたが、とてもわかりやすく教えていただきましたので頭が混乱することなく、充実した2日間でした。
本来は今月で2期タイポドント実習は終了の予定でしたが、補講という形であとひと月だけタイポドント実習をやっていただけることになりました。リボンアーチワイヤー、保定、後戻りへの対処を教えていただけると聞いています。
今からすごく楽しみです。
来月のセミナーを理解できるように、
きちんと復習して臨みたいと思います。
来月はもっと暑い九州ですが、よろしくお願いします。
九州5期 末竹秀和
2013年5月19日〜20日 2期タイポドント実習コース 第3回
九州では日中は早くも夏を連想させるような気候になってまいりました。
5月19、20日の両日にわたり第3回目の2期タイポドントコースが開催されました。
今回は上顎の前方拡大をおこなう際に使用する、「6番が遠心や頬側に傾斜しないで尚且つ前歯部は犬歯間を拡げることなく拡大できる」というワイヤーの形態を教えて頂きました。
日常の臨床で陥り易い悩みで、前方に拡大したつもりが臼歯部が後方に下がっていた、頬側に傾斜してしまっていた、犬歯間が拡がってしまうetc…これらに対応するためのワイヤーということで、受講生も必死で高田先生の言葉に耳を傾け、手元に目を凝らしていました。
1日目に高田先生が何故この形態になるのかの講義、そして実際のワイヤー屈曲を細かな勘所も含めて解説付きでしていただきました。
2日目はワイヤー屈曲の実習でした。前日の高田先生の分かりやすい解説で頭の中では理解しているつもりでも、いざ自分で曲げてみるとなかなか上手く曲げることが出来なく、黙々とワイヤーと格闘している間にあっという間に時間が過ぎてしまいました。みな2日間で教わったワイヤーを明日からの臨床で生かすのを楽しみに会場を後にしました。
高田先生、いつもお疲れのところを遠くて暑い九州までありがとうございます。これからますます暑くなっていきますが来月以降もよろしくお願いします。
文責 九州5期 坂元
2013年4月21日〜22日 2期タイポドント実習コース 第2回
麗らかな春の日差しの下、4月21~22日に九州2期タイポドント実習コース第2回目が実施されました。今回は恒例の筑紫歯科医師会館を移り福岡県歯科医師会館にて行われました。
前回、根の方向等まで考えた最初の歯の配列に四苦八苦でしたが、今回はマル模もみせて頂きながらのその延長といった感じでスタートしました。なかなか意図された状態に配列できず、見ていただいたほとんどの先生が高田先生のお手を煩わせる結果になってしまいました。その度々に熱く解説して下さる高田先生のお話を聞いていると自分達の見えていなかった物の多さを考えさせられました。
そうした後、co-axワイヤーで温浴すると簡単に叢生が改善した先生、片やほとんど変化のなかった先生、様々でしたが、その良し悪しは別にしてその後の変化から学ぶことの大切さを説かれておられる高田先生でした。
最後に今回の5症例の実際の経過を見せていただきましたが、会場のあちこちから「早い!」との言葉が聞かれる位の歯列の変化のスピードに感嘆しつつ、あっという間の17時の終了を迎えてしまいました。今回も予定を大幅に遅れてしまいましたが、高田先生の言われていた「症例に含まれる様々な要素を読み取り組み立てていく」能力を養えるように、「咬合育成九州」また来月もがんばりましょう!
2013年3月25日〜26日 2期タイポドント実習コース 第1回
九 州4期木下です。
桜 の花が満開の福岡で、全国的にも久々の2期タイポドント実習コースが、スタートしました。
場所は、いつもの筑紫歯科医師会館で行われました。
待ちに待ったという方も多いと思いますが、高田先生は、症例選びにかなり苦慮されたご様子で、今回は1症例をみんなで行うのではなく、班ごとに5症例を振り分けて、同時進行で行うことになりました。
まず第1回目の今回は、それぞれの症例をタイポドントに表現する作業で、じっくりと不正の出来方をそれぞれに考えながら行いました。プロフィロを見て、まず骨および下顎位の状態をタイポドントに再現し、その状態で、上下間の歯牙の排列をしていくことで、すごく不正の出来方、歯根の向きなどが良く理解できたのではないかと思います。まずは、不正のできる原因をしっかり理解することが、治療への近道ということで時間をとって作業を行いました。
いろんな症例の動き方、治り方が見れるので、また来月が楽しみです。高田先生、皆さんご苦労様でした。