2011年10月9・10日 in 神戸 第3回全国大会
平成23年10月9日(日)・10日(祝)に神戸市産業振興センターにて、日本咬合育成研究会第3回全国大会が、さわやかな秋晴れの中2日間にわたり開催されました。
北は北海道、南は九州から93名の会員の先生方とスタッフの方が参加され、とても盛況な大会となりました。
1日目の午前中はスタッフ向けの発表ということで、咬合育成において大変重要な日常生活習慣や筋機能訓練への取り組みについて焦点があてられていました。
原因を探っての的確な診断のもと、適切な生活習慣とトレーニングを指示した上で、患者さんに上手に日常生活にとりいれて継続して頂くという、日々の診療において重要ですが大変難しい問題に関して、各医院でのビデオや独自のおもちゃや歌などを使用しての素晴らしい取り組みを拝見して、先生方もスタッフの方々もとても勉強になりました。
午後は高田先生の特別講演 『症例から学ぶ はじめての筋機能訓練 -トレーニングを行うときに必要なこと 困ることー』 が行われました。
膨大な資料の中から、急遽午前中の発表の内容をふまえての症例を提示してくださりながら、筋機能訓練の重要性と難しさを詳しく解説して頂きました。
2日目は午前・午後にわたり、ドクター向けの症例発表が行われました。
咬合育成の勉強をスタートしてからの経験年数が様々な先生方の発表を通して、それぞれのステージでの診療の成果や疑問点、問題点を比較する事ができ、今後日々の診療を行っていく上での大きなヒントを得られた発表でした。
高田先生が会員の先生方とスタッフの方、患者さんの為に寸暇を惜しんで教えて下さる御姿と、参加された先生方の真摯に日々の臨床にとりくんでおられる姿勢、また良い結果が得られた時の喜びを語られている御姿を拝見して、今後の日本咬合育成研究会の益々の発展を確信できる大会となりました。