1期治療臨床タイポドント基礎実習コース in 名古屋
2012年12月2日〜3日 1期治療臨床タイポドント基礎実習 第5回
名古屋での1期治療臨床タイポドント基礎実習最終回は九門がご報告させて頂きます。
今回で最終回ということで、セミナーは歯が並んだあとの保定のお話を中心に行われました。初日は、セミナー開始前から教室の後方にいろいろな保定がされた模型がずら~っと並び、カメラを構えてたくさんの先生方が興味深く見入っていらっしゃいました。
講義の中ではコントロールバーをメインアーチの下に入れるのか上に入れるのか、またその場合の噛み合わせがどうなるかのお話があり、再受講の先生方もなるほど~と感動されていました。咬合育成の奥深さを再認識するとともに高田先生が本当に細かいところまで考えて治療されているということがよくわかります。
その他に全国大会で教えていただいた指吸いのトレーニングや顎を固定しての舌振り、口唇の調整、チューブ吸いといった新たなトレーニングの注意点や指導するポイントなどを細かく教えて頂きました。
恒例の懇親会では会場近くの新しくできた焼肉屋さんで美味しいお肉とお酒を頂き一日目が終了しました。
二日目は保定の種類を学び、それぞれの保定のポイントやどういった症例に適するのかを学びました。実際にリガチャーで保定装置も作製しました。午後からはコフィン拡大床についての勉強、高田先生のデモを見せて頂きました。また、二日間を通して次回のセミナーにつながる症例やお話をして頂きました。
10日間全5回の1期治療臨床タイポドント基礎実習は、とても濃く、充実した内容でした。高田先生ならびに名古屋インストラクターの先生方、毎回丁寧に優しくご指導していただきありがとうございます。お忙しい中、関西から来ていただいた福永先生をはじめ多くの先生方には、熱くご指導してくださり、本当にありがとうございます。素晴らしい先生方のご指導のもと、咬合育成とは何か教えていただけたことに本当に感謝しています。ありがとうございました。
2012年10月7日〜8日 1期治療臨床タイポドント基礎実習 第4回
今回も前回と同じB-1丸の内において第4回目の講習会が行われました。
吉田が報告します。
初日は、前回のレジンキャップのおさらい、前回宿題のリンガルアーチのチェックとろう着のデモから始まりました。高田先生の臨床のスライド、受講生の症例相談のスライドを見ながら講義、説明を受け小児歯科臨床や筋機能とのからみを非常に丁寧に分かりやすくおもしろく指導していただきました。そして恒例の懇親会で初日は、終わりました。
2日目は、初日の続きそして下顎のワイヤー、上顎前歯のスプリング、コントロールバーと実習は進んでいきました。今更ながら長距離の移動にもかかわらず、大変お疲れだと思いますが高田先生に圧倒されっぱなしの2日間でした。
ようやく秋らしく過ごしやすくなってきて来ましたが、高田先生には、まだまだ暑い名古屋だったようです。次回は、全国大会がありますので12月になります。ちゃんと自分のタイポドント実習が終わるのか心配ですが、がんばっていきたいです。
最後になりましたが、お忙しい中、関西から来て頂きました福永先生はじめインストラクターの先生方有難うございました。
2012年9月10日〜11日 1期治療臨床タイポドント基礎実習 第3回
夏の暑さが残る中、B-1丸の内で開催されました
濱本が報告させて頂きます
初日は前回のタイポドント実習で宿題になっていたレジンキャップの作成を高田先生に各自診て頂き修正箇所を確認し合うところから始まりました。そしてレジンキャップをする目的、使用にあたっての注意点などをしっかり学びました
その後、臨床の症例をスライドを見せて頂きながらの講義、メインワイヤーの屈曲デモを行って頂きました
タイポドント上で合わせて曲げたメインアーチの形態を診て頂いたのですがその際このワイヤーで自分がどうしたいのか、ワイヤーを入れるとどの様に歯牙が移動するのかをしっかり頭の中で明確にしておいてワイヤー形態をつくることが大切だということを再認識しました
夜は会場近くの中華料理店で9月に誕生日を迎えられた高田先生のお祝い会を行い高田先生にメッセージカードと記念品をお贈りしました。高田先生には今後もパワフルに末永く講演活動を行って下さることを心から願っています
宴会は和気あいあいと盛り上がり楽しい時間を過ごしました
2日目は前日の続きでワイヤーの形態を調整しながら各々実習を進め、午後からはリンガルアーチの作成デモを解りやすく説明して頂き次回の宿題となりました
症例相談では患者さんの日常生活習慣での姿勢やトレーニングなど日常診療で見過ごしてしまっていた多くの事を丁寧にご指導下さり有難うございました。これからもっと幅広い視点で明確な判断が行える様 経験を積み重ね、咬合育成の臨床のレベルアップにつなげていきたいと思います
お忙しい中、関西から福永先生、谷先生が来て下さり親身になって教えて頂き大変勉強になりました
高田先生をはじめ、インストラクターの先生方、名古屋のセミナーの先生方、いつも温かく教えて下さり有難うございます。今後ともよろしくお願い致します
2012年8月19日〜20日 1期治療臨床タイポドント基礎実習 第2回
今回で2回目となる名古屋タイポドント実習を川合が報告します。
第1回目で練習したサークル付きオメガワイヤーを実際の歯列に合わせて曲げてみることがメインです。今回は3級の反対咬合で過蓋咬合、臼歯部は交叉咬合という条件です。
以前でしたら下顎はコの字、上顎はV字あるいはロケット状にして前方へ拡大というパターンが多かったと思いますが、最近は上顎もコの字からスタートするケースが増えてきたということです。前方への拡大を意識するあまり上顎1番の歯列からワイヤーが離れ過ぎてしまったり、逆にD・Eにワイヤーが引っ張られてしまい、前方への拡大ができなかったりという、実践的で細やかなワイヤーの調整が必要です。
ワイヤー調整に関しては何度も高田先生に指導を受けていながら、自分がどこの注意点を重視していたかで微妙に形や歯列長に差が出てしまうような気がします。予定では1・2回のワイヤー調整のあとでレジンキャップに行くはずでしたが、やはりワイヤーベンディングに時間がかかったため、宿題となりました。レジンキャップにしてもどうしても歯の形態を無意識に作ってしまいがちと聞き、なるほどと思いました。上顎の歯を受けるテーブルを作ることが重要だと改めて確認が出来ました。初めての先生だけでなく再受講の先生にも多くの気づきが得られた有意義な実習でした。高田先生は毎回体力を使い果たして帰られます。本当にありがとうございました。最後に関西から来ていただいた谷先生、田岡先生に感謝します。
2012年7月15日〜16日 1期治療臨床タイポドント基礎実習 第1回
7月15日(日)・16日(祝)、名古屋「1期治療臨床タイポドント基礎実習コース」が東海地方の梅雨明けと期を一にして始まりました。
第1日目は会場の都合によりタイポドントの実習は行えず、講義が中心で、加えてチンキャップの実習が入りました。高田先生ならではの、症例に応じた繊細な取扱い方、患者さんの指導等を教えて頂きました。
恒例の懇親会で第1日目を締めて、開けて第2日目から今セミナーのメイン会場での実習となりました。
今までと違った点は、机を班に分けて配置し実習が進行していったことです。
各班にはベテランの先生がおられ、さらには関西より応援に来られた先生が各班を巡回され、目を配って下さいましたので、それぞれが実習で解らないことを教えて頂きながら、進めることが出来ました。この点が、受講者にとって有難いことだと思います。
さらに素晴らしいことは、高田先生が治療された症例の歯列をタイポドントに再現し、先生の治療を目の当たりにしている様に実習出来ることです。とても濃い内容です。
最後に各地区の先生に申し送りさせて頂きます。
今回名古屋では、高田先生におかれましては、少々風邪気味のご様子で、体調が万全でない中、熱心にご指導下さいました。
これから酷暑に向かう折、釧路名物のクロレラ入りのおそばで、体調管理は十分かも知れませんが、僭越ではございますが何かとご配慮頂けたらと思います。