咬合育成療法
最近『歯並び、噛み合わせ』の悪い子供達が、学校検診や診療所でも目立って増加しています。以前から「子供の歯列不正」「不正咬合」を引き起こす多くの原因が「乳歯のう蝕」や「悪習癖」と言われてきました。
しかし、現在では『不正の原因』が大きく変化してきており、日常の生活様式の変化や保育・食習慣などの『生活習慣』の変化と無関係とは言えません。
家庭の日常生活の中から『歯並び』に悪影響を及ぼす「日常の生活習慣」を探り出し、それらが『どのように悪影響をあたえるのか』『どのような治し方があるのか』『何か予防法はないのか』という事を考えて行く事が重要です。
成長とともに大きく広がり、バランスよく形が作られていく歯並びや噛み合わせなどに、異常が出ないように【定期的に管理し、正常な発育の手助けをする治療法】を咬合育成療法と言います。
成長とともに大きく広がるためには何が必要か?・・筋肉を機能させる
バランスよく形が作られるためには何が必要か?・・良好な日常生活習慣
歯並びに出てくる異常とは?・・歯列の形態、個々の歯の傾斜・捻転・埋伏
噛み合わせに出てくる異常とは?・・発音、側貌・正貌のアンバランス
定期的に管理する内容は?・・口腔や口腔周囲筋
正常な発育とは?
発育の手助けの方法は?・・筋機能訓練や動的処置を積極的に行い、顎顔面
のみならず、全身をも考慮した機能と形態を
バランスよく整える
あごの成長に必要なことを説明したスライド「どうしてだろう?」をご覧下さい。