2013年11月23・24日 in 福岡 第5回全国大会
平成25年11月23、24日に福岡市博多区JR博多シティーにて、日本咬合育成研究会第5回全国大会が開催されました。全国より75名の方が参加され、大変活気のある大会となりました。
1日目の午前と2日目(午前、午後)は、北海道、名古屋、関西、九州の各支部から合わせて11名の先生方が会員発表をされました。たくさんの先生方の経験や取り組みを聞くことは大変貴重な事で、興味深く聞くことができました。また、その後の質疑応答や高田泰先生の講評により理解を深めることができました。
1日目の午後は、『2013 進化する咬合育成』と題して高田泰先生にご講演頂きました。近年の生活環境や社会環境の急激な変化が子供達の口腔内に大きな影響を及ぼしています。その変化に咬合育成療法もどのように対応しているかを話されました。乳歯列期から永久歯胚や永久歯の正常な萌出を考えた治療、咀嚼時の筋肉のバランスを考えた日常生活習慣の改善が大切で、その事により良好な歯列、舌房の形成、正常な下顎骨の位置が得られるとのことでした。毎回、高田先生の長期症例を見せて頂きますが、いつも思うことは、矯正装置を外してから、さらに歯列が良くなっているということです。この事は、上記のような治療が丹念に行われた結果だと思います。少しでも近づけるようにまた明日からもがんばろうと思った講演会でした。
2日目の9時からは、総会が開かれ会計報告、会則の説明、次期執行部の紹介があり、来年度の全国大会は、関西(神戸)で平成26年11月2日、3日に決まりました。みなさま、また来年関西でお目にかかりましょう。