2012年11月23日クリニカルゼミ さかもと歯科クリニックin北九州
前日の高知の田岡歯科でのクリニカルの後、朝から空路にて福岡入りしていただき、午後2時より午後8時までさかもと歯科でクリニカルを開催して頂きました。計10名の患者さんを診て頂きました。
2期治療の仕上げ間近の患者さんの下がった下顎位の治し方では(動きの悪くなってる顎関節の動かし方、姿勢の見方、口唇の上下のバランスのとり方、舌の左右のバランスのとり方、生活習慣の改善等々)いろんな角度から診ていただきました。他にもワイヤー治療に入って良いかどうかの判断、極度に太い上唇小帯に対するトレーニングの方法、レジンキャップの溝形態の意味と実際のつけ方、筋機能が上手くついて来ていないときのワイヤーの調整、等々、それぞれの患者さんごとに臨床に即したアドバイスを頂きました。
特に「舌振り」「指吸い」「チューブ吸い」の筋機能トレーニングの細やかな指導は、セミナーでは学ぶことの出来ないもので、非常に勉強になりました。早速翌日からの診療にも活用させて頂いております。さかもと歯科のスタッフも高田先生のクリニカルを経験してから、咬合育成治療に対する取り組みに積極性が出てきました。高田先生のセミナーに咬合育成を学ばせて頂き早5年になりますが、このような貴重な機会を設けていただきまして本当に有難うございました。私自身はもちろんのこと、スタッフもこのクリニカルを通じて、いろいろな課題が見えてきました。気持ちを新たにして「咬合育成」に取り組んで行きたいと思います。今後ともよろしくお願い致します。
また、最後になりましたが、見学に来られた9名の先生方にも診療のお手伝いを頂きましたことを感謝申し上げます。
文責 坂元