筋機能臨床基礎実習セミナー in 北海道
2012年9月29日〜30日 筋機能臨床基礎実習セミナー 第6回
9月29日、30 日に筋機筋機能臨床基礎実習セミナー、北海道の第6回目が開催されました。
早いもので今回、筋機能臨床基礎実習セミナー最終回となりました。
1日目は、実際の症例を題材に、ワイヤー除去時期のトレーニングをどのように考え行っていくか、トレーニングも考慮に入れた保定の考え方などを講義形式で解説していただきました。
2日目は実際の食事(食物を口に入れるところから、咀嚼、嚥下まで)を色々な食べ物を使い、実習を行いました。また食べている様子を動画に撮り、問題点などを高田先生に解説していただきました。食事に関して歯科医でありながらここまで深く観察、考察したことがなかったのでとても新鮮で、興味深い実習となりました。筋機能セミナーは今回で終了ですが、最後に口腔筋機能の大切な要素である「食事」や「食べ物」について考える機会を与えていただき、高田先生に感謝するとともに、高田先生をはじめ、受講された先生方、スタッフのみなさんと一緒に北海道の筋機能セミナーを行えたことをうれしく思います。ありがとうございました
2012年7月21日〜22日 筋機能臨床基礎実習セミナー 第4回
7月21日、22 日に筋機能臨床基礎実習セミナー 北海道の第4回目が開催されました。
1日目は症例を通して、全身像、口腔内写真(舌、小帯、歯牙、開口量など)、パノラマ写真の見方、評価の仕方、以前との比較ポイントなどを教わりました。
2日目は午前中、姿勢のチェック表、食生活のチェック表を中心に詳しく解説していただきました。午後からは細いチューブを用いたトレーニングを行いました。直径1mmの20cm、40cm、80cmのチューブを使って20ccの飲み物を飲み、その時間を3回測定しました。また直径1.5mmのチューブを用いて、1mmとの比較を行いました。その後トレーニング直後の写真を撮影し、トレーニング前との変化を比較しました。飲むことに夢中になり、口腔内のチューブの位置が悪かったりすると、舌が大きく曲がってしまうという受講者もおりました。改めて姿勢、ポジションなどを正確に実行しないと良くするためにしているトレーニングが、益々悪くしていく可能性を秘めていることを思い知らされました。チューブを使ったトレーニングは子ども受けもしそうで、他のトレーニングに比べ苦なく継続してもらえそうに感じました。
今回も楽しく実習セミナーに参加させていただきました。高田先生、また次回宜しくお願いいたします。
2012年6月16日〜17日 筋機能臨床基礎実習セミナー 第3回
6 月 16 日、17 日に筋機能臨床基礎実習セミナー 北海道の第 3 回目が開催されました。 実習セミナーと名がつく通り、とにかく実践!のオンパレード。高田先生の指導の下、参加者同士で舌をスポ ットに当てる練習や吸い上げの練習、それを写真やビデオに撮って何が悪いか、どう治すか、指導した後どう 変わったかをどんどんやります。二日目にはヨーグルトを使った吸い上げ・嚥下の実習や、ミルクせんべい(初 めて見ました。駄菓子です)に舌を使って丸く穴をあけて手を使わずに食べる実習、風船ふくらまし、姿勢のチ ェック、患者さんによって使い分ける舌小帯ののばし方など盛りだくさん!本当に実践が身につきます。 また、セミナーの始まる前やお昼休みなどを利用した症例相談がめっちゃ為になる!資料や模型を見てどんど ん問題点を見つけ、適切な治療方針や指導内容をアドバイスしてくださいます。中身の“濃い”セミナーで毎 回楽しみに参加させていただいています。高田先生、ありがとうございます。次回もよろしくお願いします。
2012年4月7日〜8日 筋機能臨床基礎実習セミナー 第1回
北海道にて筋機能臨床基礎実習セミナーがスタートしました。
受講者は13名で、かなり少人数ですが、高田先生のご厚意によりなんとか開催して頂きました。本当にありがとうございます。
セミナーでは、軟組織の正常像と異常像について理解しやすいように、症例を交えながら講義して頂きました。また、トレーニング後の適切な評価のために、比較できる写真の撮影法と資料の採り方がいかに重要であるかも再度教えて頂きました。過去に何度も教えて頂いている内容ですが、なかなか実践することができず、的確な評価ができない大きな要因であることを、改めて痛感いたしました。実習では、カメラの設定や構え方、撮影ポイントなど細かなことまで教えて頂きました。いままで曖昧だった写真撮影法がクリアになった感じです。また、旭川の丸谷先生より患者さんを紹介して頂き、セミナー会場にて高田先生の臨床デモも見学することができました。第1回目のセミナーが、盛りだくさんの内容でスタートしました。