筋機能臨床基礎実習セミナー in 名古屋
2011年6月10日〜11日 筋機能臨床基礎実習セミナー 第6回
筋機能セミナーも最終回を迎えました。正しい咀嚼、嚥下、一連の動きが、健全な咬合を育成する。その動きが正しくできるためには、なんと多くの筋肉の働きが必要なことかを、ヨーグルトの嚥下や各種の食べ物の咀嚼など、今回のセミナーで再認識させられました。
どこが悪いのかを発見し、なぜできないのかを考える。どういう順序で、どうしたら解決できるかを指導して、やってもらう。言うは簡単ですが、答えは千差万別です。だからこそ、大事になる資料取り、分析、比較検討、各種のトレーニングです。
高田先生は無数の答えをお持ちのため、かなり高度な内容のセミナーになっていました。今回新規の先生、スタッフはのみならず、再受講の先生も、九州の辻先生や、関西の高森先生、井上先生、福永先生方のまとめで確認することにより、整理ができ、理解が深まったと思います。
初めて受講したスタッフが資料の整理、トレーニングなどに意欲と責任感を持って臨むようになったと嬉しい報告も聞いています。
高田先生はじめ、先輩の諸先生方に心からお礼申し上げます。ありがとうございました。今後ともご指導よろしくお願いいたします。
2011年5月13日〜14日 筋機能臨床基礎実習セミナー 第5回
(ウインクあいちにて開催。名古屋の篠田がご報告します)
1日目:装置介入時の注意点・・・何のために装置を使うのか、現在の問題点からトレーニングの選択、変更など、症例を見せていただきながらの講義。患者さんが来院時にどこを比較し、問題個所を評価し、新訓練を考えていくのか、各来院ごとのスライドにて、詳しく説明していただきました。
2日目:小帯を伸ばす実習・・・・舌小帯、上唇小帯、下唇小帯を伸ばす練習を、高田先生に詳しく実演していただきました。数分で顔貌が変わることに、感動しました。また、どのトレーニングでも 「姿勢」 の大切さを実感しました。
皆さん、熱心に練習されていました。
1月から実習が始まって、自分の顔や姿勢がかなり(劇的に)変化してきています。自信を持って、患者さんやお母様にトレーニングの良さをお勧めできるようになってきました。
自分としては、まだまだ分からないことが多いので、あと1回で終わってしまうのは、とても残念ですが、できることから実行しています。
高田先生、優しく教えてくださるDr,スタッフの皆様、本当にありがとうございます。
最終回もどうぞ宜しくお願い致します。
2011年4月1日〜2日 筋機能臨床基礎実習セミナー 第4回
桜の開花が始まった4月1、2日の二日間にわたり第4回名古屋ニュー筋機能セミナーが開催されました。
会場はウィンク愛知に変りました。今回は北九州から参加している竹内が報告いたします。
1日目は前回の宿題になっていた、はじめのときから前回習ったトレーニング後までの変化を、一つの症例をとおして全員で学びました。
顔貌、姿勢、口腔内、舌の写真を詳しく見ながらどこにどんな問題点があり、それがどのようにあらわれているのか、またトレーニングの結果どのような変化が認められたのか、丁寧に教えていただきました。
高田先生の診る視点にはいつも驚かされ、感動します。
2日目はチューブを使った吸うトレーニングと笛ガムを吹くトレーニングの実習をしました。
直径1㎜の20cm、40cm、80cmのチューブを使って20ccの飲み物を飲み、トレーニング直後の写真を撮影し、変化を比較しました。
たった一日のトレーニングでも、口輪周囲筋や舌、さらには顔の傾きにまで変化がみられ、たいへん驚きました。
また下向きで、下顎が後方に下がったままトレーニングをしたため、逆に舌が前方に出なくなってしまった症例もありました。
そこからトレーニングをするときの体や顔の傾き、チューブを入れる位置がとても大切であることを教えていただき勉強になりました。
チューブを使ったトレーニングは口唇を閉じることや口輪周囲筋のバランスを整えるのにとても効果的で、特別な時間ではなく、おやつのときなどに遊び感覚で取り入れてもらうことで、楽しく続けていただけそうです。
笛ガムを吹くトレーニングでは上下の口唇で均等に隙間なくガムを捉えると、単一ないい音がなるとのことでした。
それが上手にできると「う」の口がきれいになります。
最後に口腔前提を広げるように小帯を伸ばし、固い筋肉を揉みほぐすストレッチを習いました。
次回はそのトレーニング後の変化を全体で学ぶ予定です。
いつもたくさんのことを教えてくださる高田先生、優しく教えてくださるみなさま、ありがとうございました。
2011年3月4日〜5日 筋機能臨床基礎実習セミナー 第3回
九州、広島、三重、長野・・・色々な場所からの受講者がいるという事に、この講習会の人気がうかがえます。この度は、岐阜から受講している井上がお伝えします。
今回実習では「吸い上げ」。ただ患者さんに吸い上げができるようにすることだけではなく、Dr.の立場から診断できる目を少し多く養うことができたと思います。この講習会を受講すると、いつも少しづつではありますが、見る視点が変化します、そして、増えてきます。
いつもはDr.だけ参加型の講習会が今回はスタッフと一緒に講義を受けさせていただいています。スタッフも診療室でDr.に指示されていただけのことが、理解しながら患者さんへ取り組む姿勢がうかがえます。講義が終わった次の日は診療所へ戻り皆とミーティングです。私が説明するより、スタッフ間での引き継ぎのほうがスムーズな気がします。スッタフと共有できた時間は明日への診療にとても役立ちました。どの診療所のスタッフさんも真剣に取り組んでいる姿はとても刺激になりいい空気が吸えています。
また、この講習会でのもう1つの魅力は、臨床経験豊富な高田先生の未知との遭遇的な講義はもとより、高田先生の片腕的先生の存在です。今回も静岡から受講してみえる横井先生の資料提供…ご自分の大切な診療での資料を惜しみなく皆
に共有してくださいます。本当にありがとうございます。
今後もどうぞ宜しくお願いいたします。
2011年2月5日〜6日 筋機能臨床基礎実習セミナー 第2回
全国的な寒波襲来の中、名駅ABCビルで開催されました。
1日目は症例を見せていただきながらの講義、更に基本中の基本、パワーポイントにデータを並べる順序、動画の取り込み方、軟組織のトレースの重要性などを教えていただきました。
2日目のテーマは正しい姿勢で行う「あ」の口です。
「あ」の口の意味、「あ」の口が基本であることをしっかり学びました。
次に「舌尖」、舌の種類によって異なる舌尖の伸ばし方を各テーブル回りながら、高田先生自らデモしていただきました。
「舌尖」に関連するトレーニングとして、舌背の力を確認したり、リップトレースも行いました。
トレーニング方法については指の角度、力の入れ方、口の開け方など細かいところまで教えていただき、本当に密度の濃い2日間でした。
今回のセミナーで改めて“ すべては姿勢に始まり姿勢で終わる”を実感しました。
高田先生をはじめ、ご指導くださったインストラクターの先生方有難うございました。
文責 大川内
2011年1月15日〜16日 筋機能臨床基礎実習セミナー 第1回
名古屋 筋機能基礎実習セミナー全6回(12日間コース)が名古屋駅近くの名駅ABCビルで開催されました。三重県の森本が第1回目の報告をさせていただきます。
待ちに待ったニューセミナー!歯科医師・スタッフ計43名で始まりました。
1日目は講義中心に 正しい咀嚼と嚥下をくりかえすことで、歯並びや嚙み合わせが作られていくこと。どうして不正ができたか 生活習慣・姿勢・習癖・病気などが大きく関わっていること。それを見極める力と目を持つこと。資料取りをし 比較・評価することの大切さ・・・多くの事を学びました。「矯正も予防の時代」進化し続ける高田先生のお話には毎回 感動しています。2日目は実習中心に7つの班にわかれ 資料取り(写真撮影の仕方 筋機能の計測など)をし パソコンへの取り込み方を教えていただきました。