2010年10月23日 in 九州 ワンデーセミナー
これからの矯正治療~最高の分析と最良の治療と良好な保定とは~
平成22年10月23日(土)に福岡県歯科医師会館にて、日本咬合育成研究会主催者であります、高田泰先生の1日講演が開催されました。
九州地区はもちろんのこと全国各地より100名を越えるご参加を頂きました。
今回はさる8月8日に神戸で行われた『症例から学ぶはじめての咬合育成』の出版記念講演に続くもので『これからの矯正治療~最高の分析と最良の治療と良好な保定とは~』という演題にて、たいへん貴重な臨床動画等を交えて、5時間にも及ぶ熱のこもった講演になりました。
成長期における不正咬合の原因(成り立ち)が移り変わっていること、重篤な不正咬合が低年齢で目立ち始める傾向にあることを直近の症例で示して頂きました。
そのなかでいかに早期に「日常生活習慣」の改善がおこなえるか、いかにそのケースに合った効果的な「筋機能訓練」がおこなえるかが「矯正治療の成功」の必要十分条件になることを教示頂きました。
特に「筋機能訓練」の実際の手技、その変化が見て取れる臨床の動画やスライドにおいてはそのすばらしさに、初めて「咬合育成治療」に触れた受講生から多くの反響を頂き、咬合育成研究会会員からも驚きの声が上がりました。
またテーマ以外の臨床上の細やかなテクニックやレントゲンの読み方などもたくさん披露され、新たな発見がありました。
その後おこなわれた懇親会においても多数の参加を頂き、
高田先生を囲んで『咬合育成』についての活発な議論が行われました。