ベーシック6日間コース in 九州
2011年8月28日〜29日 ベーシック第3回
第3回目となると、新規の先生同士も顔見知りになり、和気あいあいとした雰囲気で始まりました。
今回の実習ではオメガループの拡大の仕方、オメガを拡大するとワイヤーからブラケットを介して歯にどのような力がかかり、筋機能を使いながら、どのように歯列が変化していくのかをマンツーマンで先輩の先生方から教えていただきました。
“わからないことは隣にいる先生から聞いてください”高田先生の天からの声を伝家の宝刀に、恐れもせず色々な質問が飛んでいました。
講義では、エッジワイズとベッグのブラケットの違い等の各論に始まり今回も最新の症例を沢山見せていただきました。
反対咬合の患者さんがワイヤーをかけずに筋機能トレーニングだけで治った症例ではいつ、ワイヤーをかけたスライドが出てくるのかと拝見していましたが、いつのまにかトレーニングだけできれいに治っていました。これが、咬合育成の神髄、“ワイヤーも大事だけど、これが一番大切なんですよ”と云う高田先生からメッセージを頂いたような気がしました。
今は、筋機能を覚えたり、ワイヤー形態を理解したり、色々なことを頭で整理しなければならず、頭が噴火していますが、少しでも、患者さんをハッピーにできる様に努力していきたいと思います。
最後に、うっとうしがらずに色々な質問に答え、御指導頂いた諸先輩の先生有難うございました。また、高田先生は最後毛虫に刺されたり、暑かったりで夏の九州はあまりお好きではないようですが、今後とも宜しくご指導お願いいたします。
文責 大川内
2011年7月17日~18日 ベーシック第2回
台風が接近しているなかでのベーシックになりましたが、やはり、そんな心配なんか忘れさせる二日間でした。(二日目に宮崎空港が閉鎖になり、早めに帰られた先生もいらっしゃいましたが、台風の影響は大丈夫だったでしょうか?)
今回のベーシックは、実習はワイヤー形態の真髄である基本アーチを先輩の先生方から徹底して指導していただき、その基本形をもとに上顎はV字アーチ、下顎はコの字アーチへ変化させていきました。
講義では、歩くまでの姿勢の変化、離乳食時の口腔の動かし方、口蓋や舌の変化など、赤ちゃんからの発育段階におけるポイントを説明していただきました。
余談で、1歳半検診・3歳時検診での診るポイントをすこ~しお話していただきましたが、もうすぐ検診を控えている私にとって、もっともっと掘り下げてお聞きしたい内容でした。
いつか、お酒の席でお伺いしたいと思います!
また、「はじめての咬合育成」の本をもとに、幼少期から成人までの口腔の変化をスライドで見せていただきましたが、今回の講義で高田先生がよくおっしゃられていたのが、「バランス矯正」という言葉です。全身をしっかり見つめ原因を探る。そして、口腔全体を把握しさらに追及していく。それらの資料をもとに、患者さんに必要なトレーニングを行いながら姿勢をなおし、筋肉を調整し、舌位を正し、歯列を整えていく。奥深く、理解するのに相当時間がかかりそうですが、少しづつ臨床でも実践していきながら、少しでも自分のものになるように頑張りたいと思います。
今回も頭がパンク状態になっていましたが、それだけ充実感のある二日間でした。
高田先生、そして、インストラクターの先生方、本当にありがとうございました。
金藤 佳津会
2011年6月12日~13日 ベーシック第1回
平成23年6月12日(日)、13(月)に7期ベーシック6日間コースがスタートしました。
今回から参加される新規の先生もたくさんおられ、会場は今まで以上に活気にあふれていました。
今回の実習は、新規の先生一人に、再受講の先生が一人つくという形式で行われ、手とり足とりマンツーマンで丁寧に指導していただきました。
私は、二回目のベーシックへの参加でしたが、まだまだわからないことだらけで、もう一度基本にもどり、ひとつひとつ丁寧に診断・治療することの大切さを痛感しました。
高田先生の講義では、『咬合育成とは』という原点にはじまり、様々な素晴らしい症例を見せていただきました。
歯並びだけでなく、その患者さんの人生をも変えてしまう『咬合育成』の偉大さに圧倒されました。
私も本当の意味で患者さんを救うことができる歯科医師になれるよう、
日々努力していきたいと思います。
『咬合育成』に出会えてよかったと改めて感じる充実した二日間でした。
高田先生をはじめ、九州の先生方、有難うございました。
これからもご指導宜しくお願い致します。
文責 多々隈先生