筋機能訓練2014 in 名古屋

2014年3月23日〜24日 筋機能臨床実習セミナー第4回


 桜が咲き始めた春の陽ざしの中、筋機能臨床セミナー第4回目が開催されました 
 2日間にわたって咀嚼・嚥下・トレーニングの目的・不正歯列を引き起こす原因等について詳しく講義していただきました
 1日目はセラバイト・霧吹き・ヨーグルトを使い咀嚼嚥下の実習を行いました
 セラバイトを使った実習では、6才臼歯で噛んだ時に左右バランスよく同じ力が入っているか 咬筋、側頭筋、こめかみが左右で平等に動いているかどうかを各自確認しました
 正しい姿勢で左右バランスよく咬むことによって、嚥下時、舌がしっかり口蓋に上がるということを再認識しました
 2日目はバナナ・リンゴ(皮あり・皮なし)せんべい等を使い実習を行いました 食べ物を実際に使って口の中で食片と唾液をしっかり混ぜ合わせ、正しい噛み方飲み込み方が出来ているかを
 相互で確認し合い、咀嚼嚥下の運動の理解を深めることが出来ました
 今回のセミナーを通してMFTを行うにあたって、いつ何のトレーニングをして、どこの筋肉を鍛えていくかを認識し、問題点を治すことの重要さを学びました
 日々の診療で患者さんにMFTを行い評価をする際に、舌、口腔周囲筋、姿勢等のトレーニングの成果がほとんど現れていない状態でしたが、再度基本である姿勢および日常生活習慣を見直して改善点を見過ごすことなくしっかり指導し実践していきたいと思っています

 高田先生をはじめ名古屋セミナーの先生方、いつも丁寧にご指導下さり有難うございます
 次回が最後の筋機能セミナーになりますがよろしくお願い致します 今回は濱本が報告いたしました

2014年2月23日〜24日 筋機能臨床実習セミナー第3回

筋機能臨床実習セミナー第三回目を高柳が報告させて頂きます。
今回は離乳期のそれぞれの時期における口腔内での舌や口唇の動き、何故そのような動きがその時期に行われるのか、食べられる物の性状(形体)、次のステップへ進める状態などについて。そしてチェック用紙の説明をひとつひとつ丁寧に教えていただきました。また、トレーニングの成果が出ているか自分達の変化を先生に診て頂きました。自分では気が付かなかった細かな変化の見方がわかりました。
実習は「笛ラムネ」と「一点噛み」を行いました。
笛ラムネでは、練習前後の口唇の形が顕著に変化しましたが、音がきれいにでないのでブドウ味で猛練習中です!吹くだけでなく、吸う時の下顎の位置の動きを見ることも教えていただきました。
一点噛みはレーズンとガムで行いました。理解していても実際行うと難しく、舌と頬がいうことをきかないうえに、自然嚥下でレーズンがあっという間になくなってしまいました。苦手な動きだったので、きちんと練習したいと思います。
次回のセミナーにむけて、一つ一つの正確な動きを覚えていきたいと思います。

2014年1月26日〜27日 筋機能臨床実習セミナー第2回

 前回のトレーニングは舌を動かせるようにし、口唇や頬がよく動くようにするためのものでしたが、今回のテーマは下顎位を正しくするための「あ」の口と口唇のバランスでした。舌尖のばし、スポット習慣の実習も行われました。  
 離乳期からのいろいろな動作で 舌を動かし、上下の口唇を合わせ、しっかり押さえ込む、すぼめるなどを覚え、咀嚼 嚥下につながっていくことを赤ちゃんの口唇の動きの動画を見せていただき、再認識しました。知らず知らず、親は赤ちゃんと遊びながら、いろいろな動作を引き出し口腔筋機能を育ててきたのだと知りました。
 又、各先生の症例の解説では姿勢 顔貌 舌 口唇などの見るべきポイントやその症例に即したトレーニングの組み立て方、装置を使用すべき時期などについてのお話がありました。
 中でも驚いたことは、開閉口時のビデオの解説でした。叢生症例で上顎2番の舌側転移や歯列の狭窄により下顎も舌も後退している患者さんの開口時の舌位が、切端位にしてから開口した時に前方へ移動していたことです。舌位によって下顎位が変化するのは認識していたのですが、その逆もあるとは知りませんでした。この症例では、歯列を整えることで、本来の舌位を取り戻しやすい今が矯正治療に適した時期であるとの事でした。
 高田先生、学びの多い充実したセミナーをいつもありがとうございます。

2013年12月3日〜4日 筋機能臨床実習セミナー第1回

みなさま 明けましておめでとうございます。
昨年中は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いします。
遅ればせながら、12月3、4日からスタートした筋機能臨床実習セミナー@名古屋 第1回目の報告を竹内が報告させて頂きます。

第1回目の今回は、筋機能訓練の意義や目的、いろんな不正咬合の問題点と診査時の問題点の見極め方などについて、症例を交えながらのとても詳しい講義のあと、昨年から良く教えて頂いている3つのトレーニング(舌ふり・指吸い・チューブ)について、ちょうど帰省されていた平場先生(息子さん)にデモをして頂き丁寧に教えていただきました。
どんなトレーニングもまず基本は良い姿勢からです。そのためにまず足元からチェックしていくこと、手のつき方のチェックポイント、そり腰にならないような声のかけ方、指吸いの時の親指の向き、挿入の方向など、一つ一つとても勉強になりました。普段実際に指導しているスタッフも多く参加していたのでとても勉強になったのではないかと思います。
日常生活習慣が正しい姿勢や食習慣を作り、筋力や機能のバランスが咬合を作る。そして健康は咬合のバランスから生まれると高田先生がおっしゃっていました。
乳幼児期の検診の段階で姿勢や食習慣、舌小帯、嚥下や飲み込み方などの問題点に気づき、早期にバランスのとれた力を与えることで、将来の不正を予防していくことが可能になります。正常な成長発育を阻む原因を見つけ、除去することができる咬合育成の知識と技術を持った歯科医院の役割はとても大きいと思いました。
今回は舌ふり、指吸いトレーニング前後の写真と計測が宿題になっています。きちんと正しくトレーニングしたらどれだけ変化するかとても楽しみです。
高田先生、次回もどうぞよろしくお願いします。

筋機能訓練2013 in 名古屋

2013年11月3日〜4日 筋機能訓練基本講座

 名古屋の篠田がご報告いたします。
 猛暑の夏がやっと終わって、短い秋の名古屋で筋機能訓練の基本講座(パート2)が開催されました。
 1日目は高田先生の講義でいろいろな症例をみせていただきました。姿勢、舌位、足の向きなどたくさんありますが、指しゃぶり一つにしても、指の入れ方によって、害があるもの、ないもの、舌や歯列への影響などを詳しく教えてくださいました。また、顎関節症の診かたも実演してくださいました。先生のすばらしいご教授についていけない自分を情けなく思いながらも、毎回自分の患者様に対
して気づいていなかった点を、気づかせて頂けて、感謝しています。
 1日目終了後、新規の先生、スタッフの方たちのために、有志の先生方がセファロトレースの詳細な説明をしてくださいました。ありがとうございました。
 2日目は主に、写真や資料どり、パソコンの入力を行いました。いよいよ12月から筋機能実習が始まります。

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