咬合育成療法臨床セミナー in 九州
2016年6月19日~20日 咬合育成療法年齢別臨床セミナー第4回
6月19日、20日の2日間、筑紫野生涯学習センターにて第4回咬合育成療法年齢別臨床セミナーが開催されました。4回目の今回は7~9歳の頃に診るべきポイントと対処法について症例を見ながら解説していただきました。
この年齢に達するまでに悪い姿勢や習癖が続いていると、顎骨や歯の位置、形態の異常が複雑に絡み合ってくるので、何から手をつけていくべきなのか、どのポイントに説明の力点を置くのかとても迷ってしまいます。自分ならどうするかなと考えながら、とんでもない状態から始まる先生の症例を見ていくのですが、姿勢や舌の状態が良くなってきているのでそろそろワイヤーの出番かなと思ってみていても、いつになってもワイヤーの出番はありません。姿勢や舌の状態をつぶさに観察されて、的確な指導をされているので、患者さんの本来の力が引き出されてワイヤーに頼ることなく良い状態になっていく様を驚きながら見ていました。
不正咬合を持った子が身につけてしまった悪い習慣を良い習慣に変えていくのは、とても大変な労力ですが、高田先生のように熱意と愛情を持って患者さんと接していけば必ずいい方向に導く事ができると思いました。
2016年5月22日~23日 咬合育成療法年齢別臨床セミナー第3回
5月22日・23日で咬合育成九州の年齢別セミナーが行われました。
22日が筑紫野生涯センター、23日が筑紫歯科会館の会場となり移動が必要で
皆さんの御迷惑お掛けしました。
21日の夕刻から深夜までの症例相談の後、22日・23日は9時からセミナーが開始。
開口、3級、叢生の症例で高田先生の的確な原因診断により原因が除去されると
装置なしに治療され正常咬合に誘導される。
まさに21世紀のメタモルフォーゼと感動しきりでした。
2016年3月13日~14日 咬合育成療法年齢別臨床セミナー第2回
3月13日、14日の2日間、筑紫野生涯学習センターにおいて、咬合育成療法年齢別臨床セミナー第2回目が行われました。
第2回目3歳~5歳のキーポイントは、「正しい座り方・正しい食事の習得ができるように習癖・病気を中心に歯胚に優しい治療を心がける」でした。
前回の0~3歳の復習から始まり、咀嚼・嚥下の動画も説明していただいた。
症例では、小臼歯の歯胚が消えかけているものが、乳歯のエンド治療と正しい咀嚼・嚥下を指導し歯胚が成長していくことを教えていただいた。また、反対
咬合(4歳)の症例では、遺伝的素因はあっても、習慣等で不正咬合の出現は
抑えることができる。まずは、左右のバランスを取ることから始め、そして2か月後には、被蓋が改善してきている事を説明していただいた。
「舌は、前方拡大装置だと思っている」など、今回もわかりやすく説明をしていただき、ありがとうございました。
2016年2月14日~15日 咬合育成療法年齢別臨床セミナー第1回
2月14日、15日の2日間、筑紫野生涯学習センターにおいて、咬合育成療法年齢別臨床セミナー第一回目が行われました。
今回は0歳から3歳までの赤ちゃんの成長において母乳の与え方、授乳する時の抱き方、乳歯列が完成するまでの注意点、発音などの解説がありました。授乳期における注意点としては、抱き方により上下の口唇のこれからの合わせ方の訓練にもなること、舌位や下顎位のバランスをとる訓練にもなること、口唇でしっかり深くおっぱいをとらえることで、吸う力や口唇力の訓練にもなることをビデオを見ながら、わかりやすく解説していただきました。また、赤ちゃんの成長に合わせた指導が必要で、決して月年齢だけでは決められないことを話されていました
今回も症例を見ながらわかりやすく詳しく解説していただき、ありがとうございました。
2016年1月17日~18日 咬合育成療法不正別臨床セミナー第5回
昨年9月より10,11,12月と下顎前突、叢生、上顎前突、過蓋咬合のセミナーが行われ、今回の開口で不正別臨床も最終回となった。
最初に、症例より患者さんの情報・口腔周囲筋機能の異常・日常生活習慣の問題点を詳細に読み取り、現段階で見えている不正と、今後起こりうる不正を読み取ることが重要であると話された。その見極めにより、将来大きな不正になるのを防ぐことができ、矯正装置を使わない治療を行うことに繋がると話された。
その後、開口の症例を通し、乳歯列期・混合歯列期・永久歯列期・治療時期での考え方や、開口での症状の違いから、歯性か歯槽骨性か顎骨性かにより細かく分析し、原因の除去と治療法を変えていくことが開口の治療において大切であると話され、2日間の日程を終えた。
高田先生には、朝早くから夜遅くまで講義をして頂き、深く感謝しております。ご教示頂きました事を症例に少しでも反映できるよう九州地区の皆と一緒に頑張っていきたいと思います。
2015年12月6日~7日 咬合育成療法不正別臨床セミナー第4回
今回のセミナーでは、過蓋咬合を中心に講義をして頂きました。
現在の不正が、どの様な原因で引き起こされたのか。
今後、どういった状態に変化していくのか。
どの様なトレーニングを、どういった順番で行っていくのか。
等、症例を交えて教えて頂きました。
『見えている不正だけでなく、見えない不正を早期に見つける事が重要で、それにより、大きな不正になるのを予防したり、矯正装置に頼らずに治したりする事ができる。』との事。
しかし見えない不正を見つけるという事が、非常に困難です。
それが先生の講義を受けると、ちょうど「だまし絵」の様に、今まで見ているけど視えていなかった、ちょっとした不正や予兆に気付ける様になります。
勉強するほどに、高田先生の偉大さを思い知らされる今日この頃です。
九州は遠くて大変だとは思いますが、これからも宜しくお願いします。
2015年11月1日~2日 咬合育成療法不正別臨床セミナー第3回
今回は大観荘から場所を代え、筑紫野生涯学習センターで初めて行われました。会場は広くて使いやすいところで今までの会場より良かったように思いました。
セミナー内容は、
現在高田先生が治療されている患者さんの症例を通して、ワイヤーではなく姿勢と食べ方や日常生活習慣により綺麗な歯列になっていく症例を見せて頂き学びました。
3回目は上顎前突です。こども歯科では上突と言う病名はあまりつけないと仰ってました。プラス叢生であったり開口であったり上下とも後ろに下がっていたり、いろいろなタイプがあるとのこと。トレーニング方法としては現在は下顎位を整えるために『イーウー』を必ずさせるようです。やり方としては先ず切端正中にして『イー』を8秒、『ウー』を8秒、その時に舌尖はスポットに着けておく。その時の注意事項として
①『イー』から始める。
②『ウー』の口の大きさは小指が入るくらい。
③上下の前歯は同じようにみえること。
また舌を治すには姿勢、食べ方を治さないとダメです。
高田先生、いつも遠い北海道から九州まで来て頂きましてありがとうございます!
森田和伸
2015年10月4日~5日 咬合育成療法不正別臨床セミナー第2回
前回に引き続きセミナー受講者の患者さんの症例をご指導いただきました。
今、この患者さんにとって何が一番必要なのか。筋機能、日常生活習慣、食事どれのどこをどの様に直さないといけないのかを保護者からの聞き取り、チェック表、計測表、その他資料から読み取ること。個々の診断能力を向上させることに重点をおかれました。
セミナーで学んだことを踏まえて、じっくり1症例向き合っていきたいと思います。
高田先生 遠い九州まで足を運んで頂いてありがとうございます。
次回もよろしくお願いいたします。
(大川内)
2015年9月6日~7日 咬合育成療法不正別臨床セミナー第1回
今回より、セミナー受講生の各医院の患者さんの症例を、全員で自分の症例として取り組み、
高田先生のご指導を仰ぐ咬合育成療法臨床セミナーが始まりました。
患者さんの情報、資料を正しく揃え、それから口腔周囲筋機能の異常や日常生活習慣の問題点を読み取ります。
そして、それらの原因を分析し、具体的にどう取り組むかの計画をたてます。
始めは、まず正しい姿勢や食べ方、座り方などの問題点を提示し、家庭で直して頂きます。
これが一番基本であり、その後の筋機能トレーニングやワイヤーテクニックをスムーズに効果的に進めるためにも重要である事を再認識しました。
高田先生には日本の北から南の九州まで足を運んで頂き、いつも熱心にご教授いただきまして有り難く思います。
次回は、「叢生」をテーマに教えて頂きます。宜しくお願いします。
(井上)
Pendel2期セミナー in 九州
2015年7月5日〜6日 Pendel2期セミナー第4回
九州4期の山﨑です。
7月5,6日に九州にてペンデル2期最終日のセミナーが行われました。
ペンデルワイヤーテクニックは、従来以上に姿勢や筋機能が重要性を増します。
今回は、「患者さんの主訴は何か、その原因は何か、それを治すために最優先すべきことは何か。」その考え方、進め方を不正咬合の基本である叢生をメインに事細かく教えていただきました。
毎回「あ、そうか。そうだった。」と思うことが多く、反省するばかりです。
目的を見失うことなく、何のために何の指導を、どのトレーニングをするのか、どういうことに気をつけないといけないのか、高田先生の治療計画とピッタリ一致する日を目指し、今後も精進です。
これからも宜しくお願いします。
2015年6月14日〜15日 Pendel2期セミナー第3回
九州5期の山﨑です。6月14~15日にペンデル2期セミナーの第3回目が行われました。
今回より各先生方が治療されている患者さんの症例をもとにスタッフも一緒にワイヤーテクニックだけでなく、姿勢や悪習癖などの問題点、治療計画、筋機能などを総合的に教えて頂きました。
その中で「今のやり方をもう1度考えてみませんか?」と言う講義もあり、患者さんの最初の主訴は何か、その原因は何か、そのときの検査、診断はどうだったのか、ということを今1度考え、今後どのような治療を行っていくか計画を立てましょうとのことでした。
そしてやはりペンデルテクニックになりワイヤーが細くなったため、より生活習慣や筋機能の重要性が高くなった事を実感する2日間でもありました。
さて来月はペンデル2期セミナーの最終回です。咬合育成療法も口腔育成療法と名称をかえさらなる進化をしていくとのことでした。その進化におくれをとらずしっかりついて行こうと思います。
2015年5月14日〜15日 Pendel2期セミナー第2回
こんにちは、九州7期の阿部です。5月14~15日にペンデル2期の第2回目が行われました。
今回は、ペンデル2期の、、ワイヤーの形や調節についてわかりやすくおしえていただきました。しかし、ワイヤーは補助的で筋機能が重要であり、その時の分析力と的確な指導が大事であることを、症例より、痛切に感じられました。
今後は、分析力と観察力を高め、良い方向に患者さんを導くように頑張っていこうと思います。
2015年4月5日〜6日 Pendel2期セミナー第1回
こんにちは。九州7期の桃谷です。4月5日(日)6日(月)にいよいよ、ペンデル2期が始まりました。
まず、ブラケットとチューブを付ける歯の選択ですが、1枚のプリントにわかりやすく、にまとめられてました。集大成の1枚です。それぞれの症例に対して解説くださいました。
その後はコアックスワイヤーです。
痛感するのは、「咬合育成はオートクチュールだ。」ということ。患者さん一人一人を深く観察し、考え、最適解を導きだしていく。
高田先生に言われて「あっ」と思うばかりではいけないのですが、高田先生の観察眼の鋭さと、引き出しの多さには舌を巻くしかありません。
たくさんの患者さんにいつも本気で向き合っている結果だと思います。
咬合育成のテクニックはもちろんですが、その姿勢こそ見習わなくてはならないと、いつも考えさせられます。
次回のセミナーもよろしくお願いします。
5〜9歳までの混合歯列期のPendelワイヤーテクニックセミナー in 九州
2015年2月8〜9日 Pendelワイヤーテクニックセミナー第3回
こんにちは。九州5期の原(佐賀県)です。2/8日(日)、9日(月)に1期Pendelワイヤーテクニックセミナーの第3回が開催されました。
第1日目の午前中は、以前のワイヤーテクニック(Coax→016)と現在の細いワイヤーを使用するPendelワイヤーテクニック(010→012→014)の違いを筋機能トレーニングを含めて、非常に解りやすく教わりました。Pendelワイヤーテクニックでは、歯根に過剰な力を与えず、かつ動きが非常にスムーズであり、加えてトレーニングにより更なる効果が期待出来ます。午後からと2日目の午前中は、高田先生の症例を通して2期治療にも少し触れながら診査・診断から具体的にワイヤー形態(曲げ方)、トレーニングの取り入れ方を解説いただきました。とにかく1⏊1を正常な位置まで前方拡大することが肝要であり、途中唇側上部に萌出中の3⏊3にはブラケット装着はせずスペースをしっかり確保すれば自然に入るもので、従来のCoaxを入れて3⏊3を取り込む手法とは大きな違いです。
(3⏊3を無理に取り込むとアーチが狭くなります)2日目午後はコントロールバーの目的・効果および作成法についての解説いただき実習を行いました。細いワイヤーにおいては、従来の太いワイヤ−(016)と異なり、歯面から離れたワイヤーをブラケットスロットへ押し込む時に広がろうとする力が少ないために、コントロールバーの最遠心歯もそのまま歯面に沿わせる形態になります。
今回、高田先生から教わっているPendelワイヤーテクニックは、まさに現代の子供たちが抱えている様々な生活環境、習慣、習癖および姿勢に対応した理想のテクニックと思われます。まだまだですが、第4回を含め2期Pendelに臨みたいと思います。高田先生そして咬合育成研究会の先生方、本年もどうぞ宜しくお願いします。
2014年12月14〜15日 Pendelワイヤーテクニックセミナー第2回
こんにちは。九州4期、長崎の福田です。12月14~15日1期(混合歯列期)におけるPendelワイヤーテクニックの第2回が行われました。
今回は、Sループの形態の確認から始まりました。3つ連ねてSループを屈曲するといかに自分が曲げたワイヤーがねじれたり、形態が不揃いなのか良くわかります。特に驚いたのがSループのほんの少しの大きさの違いでワイヤーの弾力が変わることです。したがって、規格から大きく外れたり、左右で不揃いのSループでは、ワイヤー全体の形態がシンメトリーに出来てても、ワイヤーの持つ力(弾性)は左右対称でなくなるんだなぁ~と考えました。その後、Sループの拡大の方法を微に入り細にわたって教えていただきました。これも、上記と同じことできちっとした手順で左右同じだけ拡大することが大切だと思いました。
また、ブラケットをどの歯に着けるかに関しては、歯列の成長、患者さんの筋機能の状態・習癖・食べ方などを総合的に考慮して、着ける位置を決めることを教わりました。その事により、010・012の細いワイヤーの使用で歯牙への負担も少なく、よりスピーディーに歯列の育成が行えるものと思いました。
あと2回、その後のPendel2期としっかり学びたいと思います。皆様、今年もお世話になりました。良いお年をお迎えください。
2014年11月9〜10日 Pendelワイヤーテクニックセミナー第1回
九州の真浦です。先々週の全国大会は、お疲れ様でした。無事に?発表が終了し、ホットしたのも束の間、11/9.10と2日間、「5~9歳までの混合歯列期のワイヤー矯正 全4回コース」の第1回目がスタートしました。今回からのワイヤー実習は、移動の時間も惜しんで、その分を実習にあてたいとの高田先生のご厚意のもと、先生の宿泊先でもある、大丸別荘会議室にて行われました。
九州では、4月の特別セミナーin嬉野温泉より、ワイヤー、ワイヤー形態がかわり、今回は 、010”のサークルフックを付与したワイヤ―及び、012”のSループを付与したワイヤー屈曲を徹底的に学びました。前歯部の捻転、傾斜の仕方によって010”ワイヤーの結紮箇所の違い、左右非対称のアーチに対するワイヤー屈曲の仕方や、注意点等を細かくご指導頂きました。
全国大会から日が浅いすぐのセミナーだった為、高田先生も大変お疲れだったと思いますが、長時間にわたり本当にありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。
来月も、頑張ります!!