ベーシック6日間コース in 北海道
2012年1月28日〜29日 ベーシック第2回
1月28・29日札幌で「ベーシックセミナー」の2回目が開催されました。
前回も大雪でしたが、今回も大雪のために高速道路が一部通行止めになり、JRが何本も運休になるという悪条件の下、全道から参加者が集まりました。今回からは東京からも1名参加されました。最初に次回のコースは「Ⅰ期タイポドント」を行うか「ニュー筋機能」を行うかの多数決が行われ、筋機能で行くことが決まりました。北海道でもどんどん新しいコースを開催していただきたいと個人的に思っています。
症例相談で「姿勢の直し方」を教えていただきました。壁に背中を付けるように立ち、15センチ程度踵を離して、丸まった姿勢からお尻・背中・頭の順に付ける訓練を行い、最終的に5センチ程度離して立つ、とのことでした。また、上顎の拡大時に舌側咬頭を落とさないようにするために、①ゆっくり拡げる②しっかり噛む③嚥下を正しくして、舌の力で内側から押す、これがポイントであることを教えていただきました。
講義の中では「基本は常にゼロベース」不正があれば顎関節を触ること、「テクニックの向上」は手間暇をかけるのが成功の早道、「咬合育成療法におけるレベルアップとは見抜く力」問題点を早めに見つけてひとつずつ解決することが大事である、といったことが印象に残っています。
実習がスタートし、オメガループを付与したアーチワイヤーの作成練習をしました。初めての人は勿論、経験者も自己流のやり方の癖を見直すいい機会になりました。次回も楽しみです。
2011年12月17日〜18日 ベーシック第1回
12月17・18日、吹雪などによる交通規制がみられる荒天の中、札幌にて咬合育成ゼミナール『ベーシック6日間コース』がスタートしました。
今回のセミナーは新規受講者が2人しかおらず、高田先生の御厚意に大きく頼る形での出発となりました。
セミナーでは咬合育成を行う前に知っておかなければならない知識として、正常な咬み合わせになる仕組み、成長による変化、早い時期に異常を見つける目を養う、資料取りの重要性などについてわかりやすく、熱心に講義していただきました。特に資料取りの写真撮影、口腔内計測の動画においては、その鮮やかなテクニックに皆食い入るように見ており、その動画の配布を熱望するほどでした。今回は、時間の都合で実習部分が少なくなりましたが、講義の方が充実しており、小児歯科臨床セミナー同様に充実した最初の2日間となりました。次回2回目が楽しみです。