小児歯科臨床 in 東京

2011年4月24日〜25日 小児歯科臨床5回目

東京支部の阿部です。3月11日の震災後、開催が危ぶまれていましたが、4月24、25日に東京の池尻大橋にある大橋会館にて、昨年9月から始まりました小児歯科臨床セミナーの5回目(最終回)が行われました。参加者 は15名でした。

まず、前回の復習を増野先生より説明していただきました。(歯牙腫、歯嚢胞について、セファロでの頸椎の曲がり具合のチェック、乳歯の抜歯時の永 久歯の歯冠:歯根比が重要であること)その後、高田先生により、先欠歯の取り扱い、癒合歯の取り扱いについて症例を詳しく見ながら、解説して頂き ました。
いずれの症例でも、レントゲン(必ずデンタルにて細かく確認)の読影、舌癖、体の姿勢、筋機能の調和が大切であると何度も力説されてました。

2日目は初日の続きから入り、特に癒合歯は動揺しにくいこと、場合によっては分割する(レントゲンで確認してから)こともあり得ることには、ビッ クリしました。
また、乳歯は歯折後くっつきにくい(動揺を起こし、割れる)が、永久歯はくっつく場合もある(レントゲン上で黒→白に変化すれば、固定を外す目 安)ことは、参考になりました。
その他、外傷では、ほとんどが上顎前歯であり、何がどれくらいのスピードでぶつかったのか?によって状態が変わること、前傾姿勢の子供は何度も転 びやすいこと、万が一骨折を起こしているかどうかは①口の開け閉め②口を閉じて嚥下させると分かりやすいこと、乳歯の後継永久歯の位置によってぶ つかった後の永久歯への影響が変化するので、必ず色々な角度からレントゲンを撮るとよいなど、日常の臨床に直結したすばらしいセミナーでした。
また、東京でセミナーが開催されることを祈っております。



補足:関西2期の田岡です。今回のセミナーをお手伝いさせていただきました。
今回も非常に内容の濃いセミナーで、癒合歯・先欠歯を中心に外傷・急患処置など2日間で約35症例を高田先生がみっちり解説いただきました。
東京でのセミナーが震災の影響もあり一旦休止になることもあり、よりいっそう気合のこもったようにお見受けした講義でした。
24日の夜の懇親会ではほぼ全員の参加で大変盛り上がりましたが、関東圏の現在の状況(節電によりかなり都市全体が暗い)や日常の診療の不安・余 震の不安などセミナー受講の先生にお聞きすればするほど、現在東京で2期セミナーを行うことは困難な状況だなと納得いたしました。
今後東京で受講の先生が他地域での参加や症例相談の機会が出てくると思います。
他地域の先生方どうぞよろしくサポートお願いいたします。

2011年2月13日〜14日 小児歯科臨床4回目

東京のセミナー(特にワイヤー曲げ)で足を引っ張って、高田先生始め東京の先生方に多大なご迷惑をかけています、大下と申します。

咬合育成とは何ぞや?という予備知識もなく参加させていただいて、早3年目、ちょっとは、成長したのでしょうか?
ベーシックって今振り返りますと基礎というより総論。受講時に、2回目受講の先生方に高田先生がよく、”今はわかるだろう。”っておっしゃっていらっしゃったことが、ようやく解ってきたように思われます。
次は、MFTって?未知の世界。今では姿勢、食育、小帯等々、すぐ子供に限らず目がいきます。
タイポドント??もっともっと未知の世界。私登山するのですが、ある日登山していましたら、足元に落ちていた枝が、なんとワイヤーに見えてしまい、思わず飛びよけていました。しかし、未だ思いはワイヤーに届かず、という状態ですが・・・
そして、小児歯科臨床は”待ってました”ってかんじでした。今回のセミナーでも歯髄処置を学び、歯嚢胞をレントゲンで見るようになってきました。もうちょいですが、乳歯をどうやって残す・抜歯しないを鮮明に理解したいと思います。
タイポドント2期が6月より始まります。いつもパンク寸前の私が、タイポドント2期に参加していいものか悩みましたが、どっぷりつかろうと思います。(また、お昼はコンビニだね。)高田先生こんなに出来の悪いのがいるのかとお思いかとは思いますが、何とぞよろしくお願い致します。
日常臨床に戻り”うーむ”と考えてしまう事が増えたように思います。でも、それはもちろん、まだまだですが見る角度が増えた事と思います。そこから先がもっと早く判断・診断出来るよう、そして正確に処置出来るよう、高田先生の知識と経験を勉強していきたいと思います。

東京の先生方、田岡先生、よく折れそうになる大下ですが、よろしくお願い致します。


補足:
関西2期の田岡です。東京小児歯科臨床に参加させていただいております。今回の東京小児歯科臨床は1日目に第3回のまとめ(題名:乳歯列から永久歯列へ)を野沢先生に行っていただきました。筋機能・日常生活習慣の萌出への影響をわかりやすい図解・動画でまとめられました。次いで、前回にひき続き知っておかなければいけない最近の口腔内の現状と小児歯科臨床の題目で高田先生よりこども歯科初診の傾向や特に注意すべき問題点・問題の優先順位の判別・問題に対するアプローチの仕方など非常に濃い内容をお話しいただきました。2日目は開業医の小児歯科臨床の題目で主に各論部分を高田先生の症例を通してお話しいただきました。根吸収歯に対する感根処や歯の汚れの見方(食べ方・嚥下・生活習慣を考察)などはじめてお聞きする内容もあり、今回も大変勉強になりました。次回東京は4月24日・25日の予定で小児歯科臨床最終回です。第4回まとめは埼玉の増野先生です。よろしくお願いします。

2011年1月16日〜17日 小児歯科臨床3回目

東京4期の松浦です。1月16,17日と東京、上野のエイコーにて去年の9月から始まった小児歯科臨床の3回目が行われました。参加者は16名と関西から田岡先生がサポートで駆けつけてくれました。前回から3か月程空いてしまったので今回は1日目に前回の復習を田岡先生より説明していただき、その後症例相談資料の基本的な必要事項についてみんなで確認しました。最後に受講生の症例相談を行いました。関西、九州みたいなたくさんの症例はありませんでしたが、東京でも治療を開始している先生が増えてきているので喜ばしいことであります。
2日目は「知っておかなければならない最近の口腔内の現状と小児歯科臨床」ということで開咬、過蓋咬合、反対咬合など様々な症例の初診時からの患者さんに対する導入の仕方について細かく説明していただきました。高田先生の豊富な症例から様々な対応について詳しく説明していただきとても参考になりました。まだまだ時間が足りなくて説明が途中になってしまいましたが、また後日説明していただくことになりました。

1日目の夜は上野公園内の韻松亭というところで懇親会を行いました。
とても寒い夜でしたが外にみかんと梅の木が咲いていてライトアップされてきれいだったので窓を開けて写真撮りました。次回の東京は2月13,14日です。

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